JR北海道 岩見沢で太陽光発電 来春配電開始

2019年07月12日 07時00分

 JR北海道は来春、岩見沢市内で太陽光発電事業を始める。島田修社長が11日の定例記者会見で発表した。再生可能エネルギー固定価格買い取り制度(FIT)に基づき、北海道電力が1㌔㍗時当たり18円で20年間買い取る。売電金額は当面の間、年間4000万円規模となる見通し。遊休不動産を有効活用し、経営再建に役立てる。

岩見沢市内の太陽光発電設備の完成イメージ(JR北海道提供)

 建設地は岩見沢市大和1条5丁目[MAP↗]。JR岩見沢駅から札幌方向に約2㌔離れた線路脇で、広さは3万1900㎡。国鉄時代の1968年に車両基地「岩見沢第二機関区」として開設され、その後「空知運転所」として使われたが1994年に廃止されてからは遊休地となっていた。

 太陽光パネル6321枚を設置する計画で、発電出力は1400㌔㍗を目標とする。

 年間発電量は一般家庭481世帯分の電力消費量に相当する213万4011㌔㍗時を見込んでいる。

 工事費は概算で4億円。島田社長は「買い取り価格引き下げ前に滑り込みで契約することができた。投資は17年間で回収できる見込み」と述べた。

 買い取り契約期間の20年のうちに設備の劣化で発電性能が下がるため、期間終盤の年間売電額は、初期より10%強落ちて3500万円前後になるという。

 施工・運営は大和ハウス工業に依頼し、着工した。12月の完成を目指す。岩見沢が豪雪地帯であることから、実際の稼働は2020年春を予定している。

 JR北海道が太陽光発電に取り組むのは初めて。同社によると、JRグループでは東日本が多くの実績を持ち、西日本、九州、四国でも事例がある。

 今後の太陽光発電候補地は、現時点では決まっていないという。同社開発事業本部は「各地の日照時間や、土地があっても大規模伐採が必要ならコスト高になるなどの要素を勘案する必要がある」と説明している。

 


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