小樽開建は、倶知安余市道路の整備に伴い、共和除雪ステーション(ＳＴ)新築を計画している。5号共和町の国富除雪ステーションと機能統合し、詰め所、車庫、薬剤庫・倉庫を各1棟整備。2019年度に実施設計を進めるが、着工時期は未定としている。

　倶知安余市道路は、後志自動車道の一部として整備中の高規格道路。14年度事業化の共和―余市ＩＣは共和町国富から余市町登町までの27・6㌔、16年度事業化の倶知安―共和は倶知安町旭から共和町国富までの11・5㌔を事業区間とする。

　新除雪ステーションは、共和町国富に設ける共和ＩＣ付近、北海道電力の国富変電所隣接地(1万3000m²)[MAP↗]
に建設する。業務範囲は、既存の国富除雪ステーション所管分に加え、倶知安余市道路仁木南―倶知安間とする。

　配備車両は除雪トラック8台、除雪ドーザ2台、ロータリー除雪車3台、小型除雪車2台、凍結防止剤散布車2台、その他作業車10台を計画。

　これを踏まえ、施設はＳ造、平屋、延べ1800m²の車庫、ＲＣ造、延べ295m²の薬剤庫・倉庫、Ｗ造、平屋、延べ380m²の詰め所を想定する。

　設計業務は北洋設備設計事務所が担当。業務期間は8カ月を予定し、3施設の実施設計に加え、国富除雪ステーション詰め所、車庫、物置の解体設計を進める。