富良野市庁舎建て替えでECI方式を採用 8月にも公募へ

2019年07月24日 13時00分

 富良野市は庁舎建て替えの事業手法について、建設業者が実施設計段階から参画し、技術提案するECI方式の採用を決めた。多くの地元企業が参入できるよう乙型共同企業体を組む計画で、8月中旬にも施工業者を公募型プロポーザルで公告する考えだ。

 市は、耐震性に課題のある自治体庁舎建て替えを支援する国の起債制度活用を見込み、事業期間の短縮に向けて基本計画と基本設計を北海道日建設計に一括で発注した。

 市がまとめた基本計画では、新庁舎を現庁舎[MAP↗]の敷地北側に建設する。新庁舎の規模はRC造、4階、延べ8200m²で、東側に庁舎(延べ5390m²)、西側に文化会館(延べ2810m²)を配置。浸水対策のため、敷地全体を0.5mほどかさ上げして安全対策を図る。

 施工に当たっては、地元企業の受注機会確保となるよう、建築、電気、機械の各共同体からなる乙型共同体を結成する考えで、8月中旬に公募型プロポーザルで募集した後、11月末までの契約締結を見込んでいる。詳しい参加要件やヒアリング時期、優先交渉者の選定時期などは調整中だ。

 市では、施工業者との契約に合わせて実施設計の契約を検討しており、11月上旬にも指名競争か随意契約を経て、2020年9月ごろの着工に向け進めていく考えだ。

 庁舎の整備完了時期は21年度末を目指しており、完成後は既存の建物の解体や外構整備へ移っていく。


関連キーワード: MAP 上川 庁舎

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 東宏
  • 日本仮設
  • 川崎建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,389)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,276)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,255)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,098)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (918)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。