釧路市で2種類目となるマンホールカードの配布が14日から始まる。1種類目と同じくタンチョウが主要モチーフだが、背景には阿寒湖とマリモが描かれている。配布場所は阿寒湖まりむ館[MAP↗]。
マンホールカードは個性的な各市町村デザインのマンホールふたをカード化し、無料配布するもの。地域振興にも配慮し、配布場所で本人が1枚のみ直接受け取ることが原則となっている。
カード化でコレクションしやすくすることにより、下水道への一般市民の関心を集め、その重要性を理解してもらうことが目的。下水道広報プラットホーム(GKP)が企画・監修し、今回の第11弾で累計502自治体、全605種類に上った。
今回のデザインは旧阿寒町時代から阿寒湖温泉地区で採用されており、カラーのものは阿寒湖アイヌシアター「イコロ」前と遊覧船乗り場前に設置されている。
釧路市阿寒町阿寒湖温泉2丁目6の20にある阿寒湖まりむ館で、土日祝日も含め午前9時から午後6時まで配布する。4000枚を用意したが、残り少なくなったら追加する予定。
経営企画課の担当者によれば、1種類目は昨年4月から先月末までに約4500枚を配布。市民が全体の3分の1、道外客が4分の1、残りが道内客という内訳で、年代別では40代が23%と最多だが60代以上が約2割、10歳未満が約1割など幅広い。特に夏休み中は配布枚数が増えたという。
同課の佐沢貴寿課長は「下水道PRイベントでは会場でカードを臨時配布したこともあり、親子連れなどの来場者が増えた」と発行の効果を認めている。
(北海道建設新聞2019年12月10日付7面より)
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