JR札幌駅前の再開発ビル 延べ42万m²の規模で構想 

2020年07月31日 19時30分

最大高さ255mなど2案 いずれも道内最大級

 札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合(理事長・吉岡亨札幌市副市長)は、JR札幌駅前で計画する北5西1・西2街区の再開発ビルについて、延べ約41万7000m²の規模で構想を進めている。最大高さ約255mのA案と、約200m、約150mの2棟構成となるB案のどちらかで検討。いずれも道内最大級を誇るビルとなり、札幌の玄関口にふさわしい新たなシンボル空間を創出する。

 環境アセスメントの初弾手続きとなる計画段階環境配慮書の縦覧を4日から開始する。

 事業計画案を見ると、開発区域はA、B案ともに北5西1、西2街区を合わせた約2・5haに上る。再開発ビルは1階にバスターミナルを置き、2階から上階に商業やホテル、駐車場を配置する考えだ。

 両案ともに2街区をまたぐ低中層の基壇部を設け、その上に高層部を配置する。A案は北5西1街区側に高層部を配置し、最大高さはJRタワーの約173mを超える約255mとなる。B案の高層部は北5西1街区側に約200m、北5西2街区側に約150mの2棟が連なる。

 ことし秋に基本計画をまとめ、計画案を絞り込む見通し。新型コロナウイルス感染症の影響が懸念されるが、現時点で計画規模やスケジュールの見直しはないとする。

 同準備組合は、北5西1街区を保有する札幌市と、同西2街区に商業ビル「エスタ」を持つJR北海道グループ企業で構成。第1種市街地再開発により、新幹線開業で駅前となる両街区(約3ha)の一体的な再開発を計画している。

 再開発ビルは、2030年開催に向けて招致運動中の冬季五輪・パラリンピック前年の29年秋に完成させるため23年度の着工を見込む。大規模なビル建設が可能となる都市再生特別地区の適用を想定し、容積率1200―1500%の再開発ビルを実現させる。


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