札幌開建は、芦別市の452号鏡トンネル新設を14日の週にWTO政府調達協定対象で一般競争公告する。一般土木A等級の単体、共同体(2―3者)を対象に技術提案評価S型で入札し、開札は2020年度第4四半期(21年1―3月)を予定。工事規模は50億円以上で、5カ年の国債を設定する。
鏡トンネルは、452号の芦別市と美瑛町間にある12・9㌔の未開通区間で、札幌開建が所管する芦別市側の盤の沢道路に建設する。
工事延長は2102mで、内空断面積は52・3m²となる見込み。幅員構成は車道3mが2車線、路肩両側0・5m、監査歩廊両側0・75mで全幅が8・5mの予定。NATM工法で芦別市側から片押しで掘削する。
工事期間中の平均事業者登録率などの目標基準の達成状況に応じて工事成績評定で加点・減点がなされる、建設キャリアアップシステム(CCUS)義務化モデル工事の道内初弾となる見通しだ。
盤の沢道路では、今後4橋の新設も予定する。最も鏡トンネル寄りに位置する金星橋(約42m)は既に設計が完了し、今後の着工が見込まれる。
(北海道建設新聞2020年9月4日付10面より)