岩見沢市がICTで除雪作業支援へ

2020年11月18日 09時00分

 岩見沢市は今冬、農業用GPSガイダンスシステムを用いて、除雪車両が走行する軌道の取得や各種データの利活用の検証を進める。背景には除雪オペレーターの高齢化がある。将来的に若年者など経験の浅いオペレーター向けに、ICTのデータを生かし、除雪マニュアルのデータ作成につなげたい考えだ。

 市では除雪業務を担う事業者に毎年オペレーターと助手の実態把握調査を実施。2019年度は226人中、50―70代が約半数を占め、将来的なオペレーター不足に危機感を抱いたことから、経験の浅いオペレーターでも効率良く作業ができるよう、ICTのデータを活用しマニュアルデータ作成を目指す。 

除雪オペレーターの育成を進める

 農業用GPSガイダンスシステムをベテランオペレーターの除雪車両に取り付け、走行軌跡などの各種データを取得。今冬は市道の一部で実施する予定だ。IT活用による地域課題解決検討会の事務局を務める北海道総合研究調査会が地域の課題解決の一つとして、データ検証業務を担う。

 具体的には除雪経路、除雪の実働時間、植樹帯や消火栓などの情報を取得し、除雪車両のモニターに映し出すことで、除雪支援につなげる。

 市では既に、16年度から農業用GPSガイダンスシステムを導入。除雪機械に取り付けて未除雪路線の雪割りを実施し、20年度は前年度同様、対象区間全線の132・8㌔で取り組む。

 市道の除雪データマニュアルの作成時期は未定だが、市では排雪や雪対策場管理への応用も検証したい意向だ。(岩見沢)

(北海道建設新聞2020年11月17日付8面より)


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