富良野市でワーケーション アロマ企業の社長が滞在

2021年07月17日 10時00分

アロマサロンなど経営するドルフィンズ宮武直子さん

 ラベンダーに引かれて富良野でお試しワーケーション―。富良野市のワーケーション実証費用助成金を利用し、アロマ関連企業、ドルフィンズ(本社・神奈川)社長の宮武直子さんが市内に滞在している。同助成金の初めての活用事例だ。宮武さんは「アロマサロンなどを経営しているため、富良野エリアのラベンダーは天然精油のブランドとして興味があった」と魅力を語る。

 市は観光資源を生かしたワーケーションの受け入れ体制について検証を重ねている。PRや課題発見に役立てるため、2021年度から「ワーケーション実証費用助成金」を創設した。

 市内でワーケーションを実証する市外企業の社員らが対象で、宿泊費や仕事場の利用料を補助。富良野市内に4連泊以上滞在することや、滞在中にSNSで情報発信することなどを条件とする。

 今回初めて利用者が決まった。宮武さんは7日から11日まで滞在。市企画振興課の松野健吾主査らの案内で市内や周辺を巡っている。

ラベンダーが香る中、テレワークする宮武さん

 8日は中富良野町にあるファーム富田を訪問し、町職員やファーム富田の社員らの協力を得て、13カ所に上る花畑を散策した。ラベンダーからオイルを抽出する蒸留機も見学し、宮武さんは担当者に「年間の精製量は」「水道水を使っていますか」など質問していた。

 宮武さんは見学を終え「普段は使う側だから、アロマを作っている現場を見るのは貴重な体験」と感想を語った。

 自身が17年から山梨県の山中湖周辺に移住していることもあり、「一度大自然の中で仕事ができるということに気付いたら都会には戻れないと思う。インターネットも宅配便もある時代だから、テレワークに不便は全く感じない」と笑顔を見せた。

 同行した松野主査は「今回のワーケーションのように、地場の企業と交流してもらうことで、移住定住に加え地域経済の活性化にも期待したい」と話す。(旭川)

(北海道建設新聞2021年7月12日付10面より)


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