北見市は、留辺蘂自治区の公住公園団地建て替えについて、2022年度は3、4号棟に当たる2棟8戸新築に着工する見通しだ。春ごろに主体、電気などに分割して発注する見込み。22年度はこのほか、既存団地解体や1、2号棟の外構などを予定する。これらの工事費に3億4000万円程度を試算している。
留辺蘂町旭公園91にある公園団地は1968―76年に建設。老朽化が進んでいるほか、耐用年数を大幅に超えているため、個別に改善するのは難しいと判断し、21年度から建て替えを進めている。全体でCB造の24棟92戸を、W造の12棟48戸に再編する。
22年度は3、4号棟新築と外構整備をする。このほか、CB造、平屋の既存団地16―19号棟、23―26号棟の計8棟32戸解体、1、2号棟の外構などを進める考え。新団地は1棟当たりW造、平屋、延べ315m²の規模で4戸が入る。間取りは2DK3戸、2LDK1戸。単年度施工で冬ごろの完成を目指す。
市は1月21日の22年第1回市議会臨時会に提出した21年度一般会計補正予算で、同団地建て替え工事費の繰り越し明許を設定した。
1、2号棟の2棟8戸は21年11月に完成。工事は主体、電気、衛生、木製建具の4件を同5月に指名競争入札した。基本・実施設計は、建築を日本都市設計・清和設計共同体、設備を高橋建築設計が担った。
市は毎年2棟ずつ取り組む考えで、外構は路盤と舗装に工事を分けて進めるとしている。