個別計画まとめる
長沼町は、2021―36年度の16カ年を計画期間とする観光施設個別施設計画をまとめた。町内の26施設を対象に、今後の方針を示した。老朽化が進む北長沼水郷公園センターハウス、ながぬま温泉浴場、マオイの丘公園多目的イベントブースなどの建て替えを盛り込んでいる。
方針によると、建て替え計画は、北長沼水郷公園センターハウス、ながぬま温泉浴場、ながぬま温泉露天風呂・増築浴場、マオイの丘公園多目的イベントブースの4施設。
改修は、ながぬま温泉の宿泊棟、同ふれあいセンター、物産館、マオイオートランドログハウスセンター、同オートランドコテージ、マオイの丘公園センターハウスなど19施設を見込む。
建て替え方針の北長沼水郷公園センターハウス(RC一部W造、2階、延べ212m²)は、東2線北18に1994年度に建設。1階は老朽化で閉鎖、2階のトイレは配管などの劣化が著しく、給排水配管が凍結するため、21年度から冬季閉鎖としている。
東6線北4にあるながぬま温泉は、86年に浴場(RC造、平屋、延べ358m²)を建設。以降、宿泊棟(RC造、2階、延べ1008m²)、露天風呂・増築浴場(RC一部S造、平屋、延べ429m²)、ふれあいセンター(RC造、2階、延べ1086m²)、車両車庫(S造、平屋、延べ110m²)を建設した。
東10線南7にあるマオイの丘公園は、旧第4小跡地に整備。道の駅や農産物販売所として、96年度建設のセンターハウス(RC造、3階、延べ1407m²)、93年度建設の24時間トイレ(RC造、平屋、延べ248m²)、多目的イベントブース(S造、平屋、延べ248m²)がある。
ながぬま温泉とマオイの丘公園の各施設については、指定管理の民間企業と連携し、改修や建て替えを進める予定。
ながぬま温泉はボイラや配管、ポンプ類の設備老朽化に伴い更新が必要な状態で、浴場などを建て替える見通しだ。
マオイの丘公園多目的イベントブースは、売り場スペースが手狭で、老朽化も著しいことから、建て替えを見込んでいる。
馬追コミュニティセンターは除却か建て替えを検討。舞鶴スポーツ公園宣伝啓発室2棟は除却する方針としている。