初の子育て支援住宅
登別市は公住千代の台団地2―4号棟の建て替えを主体、電気、機械の3分割で4月にも一般競争公告する。主体は複数工区に分けることを検討中だ。同市としては初の子育て支援住宅。3、4号棟の建設地には住戸があるため、年度明け早々に除去を発注する見通し。単年度で建て替える考えだ。
新生町3丁目13にある同団地は、老朽化が著しい14棟60戸を4棟68戸に再編している。2021年度に1号棟(RC造、4階、56戸)を建て替えた。
続く2―4号棟は22年度予算案に事業費4億6696万4000円を計上。規模はいずれもW造、平屋、延べ279m²、4戸で計画している。
各棟とも2LDKで、子育て支援住宅としてベビーカーが設置できるよう玄関のスペースを広くとるほか、対面キッチンや浴室に鍵を設ける仕様とする。設計は創建社が担った。
2号棟は完成した1号棟の北側で市道鷲別学田路線と新生32号線、3、4号棟は新生32号線と新生19号線にそれぞれ面して建て替える計画だ。
3、4号棟の建設地にはT9―11号棟がある。22年度はこのほか1号棟前面にある集会所と施設南側のT8号棟も除却するが、一括して発注するかどうかは未定。既存住棟はいずれもCB造、2階、4戸となっている。
23年度は広場や団地内通路を整備し、事業を完了させたい考えだ。