幌別小敷地内を予定
登別市は幌別児童館統合整備の基本・実施設計を年度明け早々にも発注する。幌別小と幌別東小の統合を見据え、両校区内にある幌別児童館と常盤児童館の統合施設を幌別小敷地内に新築する計画。プール跡地を建設地とする方針で、5月にも除却を一般競争公告する。統合児童館は2023年度着工、24年9月の開館を目指す。
幌別児童館(W造、平屋、延べ79m²)は幌別小校区内の幌別町8丁目17の1、常盤児童館(W造、平屋、延べ180m²)は幌別東小校区内の常盤町2丁目34の1にある。両施設とも老朽化が著しいが、年少児童を中心に年間3600人の利用がある。
両校を25年4月に統合する方針を24日に決めたため、児童館の統合施設を中央町6丁目の幌別小敷地内に新築する。新施設の規模はW造、平屋、延べ410m²を想定。市の児童館としては大型となるため、現在は少ない年長児童の利用促進も視野に各種運動や地域との交流機能を充実する考えだ。
18日に可決した22年度一般会計補正予算に基本設計費457万6000円、地質調査費311万3000円、用地・現況測量費410万3000円、幌別小プール除却費1469万6000円を計上。実施設計費に852万5000円を限度額とする23年度債務負担行為も設定した。
プールはRC造で長さ35m、幅24mで、25m×8コース。10月には解体を終え、降雪期に入る前に別途発注する地質調査と用地・現況測量を完了したい考えだ。
既存児童館の敷地面積は幌別が577m²、常盤が570m²。統合施設完成後の跡地利用は未定となっている。