北見市上下水道局は、北見自治区の中区配水池更新に着工する。RC造、容量2000tの池を3池新設する計画。2022年度は2池新設を一括し、6月の指名、7月の入札を見込む。24年度までの3カ年で施工する予定で、工事費に10億円程度をみている。敷地内に残る容量4800tの配水池を25年度にも解体した後、残る1池の新設を進める考えだ。
とん田通沿いの高栄東町1丁目にある中区配水池は、1956(昭和31)年に築造した容量1200tの池と、66(昭和41)年に築造した容量4800tの池の2カ所で構成。築造から約60年が経過し経年劣化が進んでいるほか、耐震性が不足しているため更新する。
敷地内の旧ポンプ場と容量1200tの池の解体を21年度に終えていて、その跡地にRC造、容量2000tの池を2池新設する。敷地内に残る容量4800tの池を解体した後、もう1池を新設する。容量は現在の総計6000tと変わらない。実施設計は中神土木設計が担当した。
市は優先度などを踏まえ、水道施設の耐震化に順次取り組んでいる。29年度までを期間とする2期上下水道ビジョンでは、中区配水池について、他の配水池への送水系統を兼ねる重要施設のため、更新により、早急に耐震化を図る方針を示していた。