首位は岩倉建設
胆振・日高管内土木3官庁の2021年度業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。受注総額は559億2429万円で前年度を7.5%下回った。首位は27億2157万円を積み上げた岩倉建設。上位20者はいずれも10億円を超え、管内業者が16者を占めた。10億円以上は同数、管内業者は1者減った。
室蘭開建、室蘭建管、胆振総合局・日高振興局両農村の落札額を基に集計した。20年度に発注したゼロ国債、ゼロ道債、翌債、繰越などは全額、多年度国債は21年度支払い分を計上。共同体受注は出資比率に応じて配分した。岩倉建設、菱中建設、道路建設は管内業者として集計した。
岩倉建設は開建の苫小牧港ケーソン製作ほか、建管の虎杖浜海岸侵食対策補正繰越ほか、胆振農村の海岸保全登別第2地区61工区など11件を受注した。
2位の北紘建設は開建の勇払東部地区豊川用水路美里上流工区災復、建管の黄金海岸侵食対策補正翌債、胆振農村の畑地帯春日地区62工区など11件、21億898万円を獲得した。
3位の宮坂建設工業は開建の勇払東部地区厚幌導水路梁川分水上流工区災復など5件、20億9654万円を受注した。
前年度の上位20者と比較し、5者が入れ替わった。管内業者は高橋建設が14位、勝田組が18位、豊浦建設工業が19位にそれぞれつけた。
管外の道内業者は岩田地崎建設が11位、函館の斉藤建設が13位となった。
管内業者は132者が7%減の393億2511万円を受注。シェアは70.3%となり0.3ポイント上昇した。
管外の道内業者は48者が7.2%減の123億2351万円を積み上げ、シェアは22%で増減なし。道外業者は23者が42億7566万円を請け負い、シェアは0.4ポイント下降の7.6%とした。