区画整理107ha 総事業費30億円を試算
上川総合局産業振興部は、2022年度新規採択となった旭川市の中山間地域型旭正南第1地区に24年度に着工する。22、23年度の2カ年で調査設計を進めていく。全体で区画整理107haを計画し、総事業費に30億円を試算した。30年度の事業完了を目指す。
旭川市から東川町に向かう途中の忠別川沿いにある同地区は、水稲をはじめ、小麦や黒大豆、一部高収益作物のトマトなどの営農を展開している。ほ場が手狭で大型機械の導入を妨げているため、1区画3.7haと現在の10倍の広さに大区画化する計画だ。
全体では区画整理107haを計画。このうち整地が107haで暗渠が71ha、除れきが12haとなっている。
用排水路も更新する。用水路9924mには150―800mmの合成樹脂管を採用。排水路には250―800mmの合成樹脂管を用いて8844mを整備する。
同地区の受益面積は107haで受益戸数は22戸となっている。