設備3件、6日公告
網走市は、新庁舎建設の主体を指名競争、設備を一般競争入札する方針だ。主体は2工区に分けて8月12日に入札する予定で、建築A等級の登録業者に特定共同体の結成を呼び掛けている。設備は電気1工区と機械3工区に分け、衛生設備を除く3件を制限付き一般競争で6日に公告し、8月18日に入札する予定だ。
主体は庁舎の北側と南側で分割した。地元業者を中心とする2―3社の特定共同体で両工区を進める意向だが、参加数が確保できない場合は競争性の観点から一般競争入札に移行する可能性がある。
設備も特定共同体を対象とする。電気は2―3社の構成員に、市の電気A等級か道の電気A等級いずれかの入札参加資格と、オホーツク管内に主な営業所を有することを求める。予定価格は税込みで7億6066万1000円を見込む。
機械の1、2工区は、それぞれ2―4社の共同体を想定する。構成員は市の管A・B等級か道の管A等級に格付けされ、管内に主な営業所を持つ特定建設業者。予定価格は1工区を2億6725万6000円、2工区を3億675万7000円と見積もる。
電気と機械1、2工区は、設計図書の電子データを6日から提供開始。参加申請書など提出書類の持参は21日までで、資格審査の結果を28日までに通知。入札書を8月17日午後5時を期限に書留郵便で受け付け、入札の執行は1回とする見通しだ。工期末は2024年8月31日に設定した。
機械のうち衛生設備を主に担う3工区は、指名競争入札を予定。環境省からレジリエンス強化型ZEB実証事業の交付決定を受けた後、市の管A等級を対象として9―10月に執行する。
新庁舎建設は、老朽化が進行し窓口が分散した現庁舎(本庁舎、西庁舎)を、金市館ビル跡地周辺の南5条東1丁目10に移転改築する。規模はRC一部PC造、5階、延べ6444m²。基本・実施設計をNTTファシリティーズが担当した。