用排水路482m、区画整理83haなど
空知総合局産業振興部は、2021年度に初弾工を発注した経営体高島東地区(奈井江町)で、23年度から農業用用水路や区画整理を本格的に進める。残事業費には17億6210万円を見込む。残事業量は農業用排水路482m、区画整理83.6haとなっている。
同地区は、奈井江町の南西部に位置する水田地帯。水稲をはじめ小麦、大豆、ブロッコリーを生産していて受益面積は92.2ha、受益戸数は19戸ある。
用排水路の整備や区画整理を実施するもので、総事業費は21億3500万円。22年3月に翌債で初弾工を発注した。29年度の事業完了を予定する。
生産効率の向上に向けて1.2ha程度に大区画化するほか、用排水路や暗渠排水を整備する。排水路はコンクリートフリューム、暗渠は合成樹脂土管、疎水材にはビリ砂利を使用する。22年度は事業効果などを検証する調査設計にも取り組む。
残事業費の内訳は、農業用排水路482mに2590万円、区画整理83.6haに14億4590万円、測量試験費に2億1391万円、用地補償費に2830万円、換地費に4809万円。
22年度は、農業用用水路400mに2060万円、農業用排水路128mに500万円、区画整理8.6haに2億2840万円などを充てた。