23年度に基本計画策定 北見市の若葉団地建て替え

2022年09月20日 17時00分

築後40年以上が経過し老朽化が進む若葉団地

 北見市は北見自治区の公住若葉団地建て替えについて、2023年度に基本計画を策定する考えだ。全30棟664戸で構成する大規模団地だが、老朽化が進み、入居者減少による空き戸数が増えたため、コンパクト化を見据えた検討を進める。計画を取りまとめた後に基本設計で整備内容を詰める。

 市内若葉2丁目ほかに位置する若葉団地は1975年から80年にかけて建設した。30棟全てRC造で4階建てが25棟、2階建てが5棟の内訳。単身向けの2DKと単身・世帯向けの3DK、世帯向けの3LDKで構成する。築後40年以上が経過していることに加え、エレベータがなく、バリアフリー化もされていない。

 市は29年度までを期間とする公住等長寿命化計画で若葉団地に関し、将来ストック量の調整を図るため、26棟568棟を対象とした建て替えと、4棟96戸を用途廃止する方針を掲げている。このため、コンパクト化を考慮した再編に向け検討する。

 市の2期総合計画4次実施計画では、24年度に若葉団地建て替えの実施設計などが盛り込まれている。

 公営住宅整備について市は23年度、北見自治区の高栄F団地3号棟新築をはじめ、常呂自治区の北進町団地、留辺蘂自治区の公園団地建て替えに取り組む予定だ。


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