日経ニューオフィス賞北海道ブロックで選出 「書かない窓口」など取組評価
創意工夫をこらしたオフィスづくりを表彰する日経ニューオフィス賞の北海道ブロックで、北見市役所本庁舎が北海道ニューオフィス奨励賞に輝いた。業務効率に配慮した空間づくりや、「書かないワンストップ窓口」といったフロント業務、バックオフィス改革などの取り組みが評価された。
同賞はニューオフィス推進協会と日本経済新聞社との共催、経済産業省、日本商工会議所が後援し、今回で35回目。北海道ブロックの表彰式は9月15日に札幌市内で開かれた。
大通西3丁目にある北見市役所本庁舎はSRC一部S造、地下1地上7階、延べ1万7213m²の規模で、2021年1月に開庁した。
書かないワンストップ窓口は、証明書の申請をもっと簡単に効率的にしたいと職員が提案。業務ノウハウを搭載したシステムで、役所の対面業務を支援する仕組みを構築した。
内閣官房がこのほど開いた「夏のDigi田(デジデン)甲子園」では、本実装・市部門で全国ベスト4に輝いた。自治体窓口DX(デジタルトランスフォーメーション)の先進的事例として、道内外から高い関心を集めている。
書かないワンストップ窓口に加え、電子決済によるペーパーレス化の推進などICTを活用した業務効率化の取り組みが評価された。
市本庁舎は22年度、照明学会主催の北海道優秀照明施設賞も受賞している。