藻琴川大空町広域改修 23年度は築堤、掘削420m

2023年02月08日 16時35分

網走建管が25年度の完了目指す

 網走建管は、大空町で進めている藻琴川広域河川改修について、2023年度は延長420mを対象に築堤、掘削に取り組む予定だ。23年度以降に築堤2300m、掘削2900m、護岸1260m、道路橋1橋の架け換えを残している。

 同川は大空町を流れ、オホーツク海に注ぐ2級河川。洪水により、1998、2000、01、06年度に家屋浸水などの被害が発生したため、町からの要望を受けて08年度に広域河川改修に着手した。総事業費は16億1400万円を試算し、25年度の完了を目指す。

 事業対象は、藻琴湖流入点の上流10.9km地点から上流6km区間。全体で築堤7330m、掘削6000m、護岸1900mのほか、旭橋を架け換える計画だ。

 01年に架設した町道南22号線の旭橋は橋長27.8m、幅員7.5m、1径間で、上部を単純活荷重合成鈑桁、下部を逆T式橋台2基で構成。新橋は橋長を35.6mに延ばして、上部を単純鋼合成鈑桁とし、上流側に架け換える考え。架け換えや取り付け道路の整備時期は未定だ。

 23年度は築堤や掘削のほか、用地測量、調査設計の実施を予定する。


関連キーワード: オホーツク 土木 災害・防災

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

北海道建設新聞社新卒・キャリア記者採用募集バナー
  • web企画
  • 日本仮設
  • 東宏

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

丸彦渡辺建設が31日付で清水建設の子会社に
2023年05月12日 (16,672)
上位50社、過去16年で最高額 22年度道内ゼネコ...
2023年05月11日 (8,416)
ラピダスの工場新築で関連企業から多数の問い合わせ
2023年05月25日 (6,543)
熊谷組JV、道新幹線トンネル工事で虚偽報告
2023年05月08日 (5,925)
砂川に複合型施設オープン シロの福永敬弘社長に聞く
2023年05月22日 (4,829)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓 new

おとなの養生訓
第255回「内臓脂肪蓄積」。ポッコリお腹は悪性肥満、生活習慣の改善が必要です。

連載 ごみの錬金術師

ごみの錬金術師
廃ガラス製品を新たな姿に。道総研エネ環地研の稲野さんの研究を紹介。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第30回「職業的背景で変わる視点」。経営には慎重かつ大胆なバランスの良い判断が必要となります。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第32回「確実に伝えたい色」。青と黄色は色覚に左右されにくい「伝える色」です。