網走建管が25年度の完了目指す
網走建管は、大空町で進めている藻琴川広域河川改修について、2023年度は延長420mを対象に築堤、掘削に取り組む予定だ。23年度以降に築堤2300m、掘削2900m、護岸1260m、道路橋1橋の架け換えを残している。
同川は大空町を流れ、オホーツク海に注ぐ2級河川。洪水により、1998、2000、01、06年度に家屋浸水などの被害が発生したため、町からの要望を受けて08年度に広域河川改修に着手した。総事業費は16億1400万円を試算し、25年度の完了を目指す。
事業対象は、藻琴湖流入点の上流10.9km地点から上流6km区間。全体で築堤7330m、掘削6000m、護岸1900mのほか、旭橋を架け換える計画だ。
01年に架設した町道南22号線の旭橋は橋長27.8m、幅員7.5m、1径間で、上部を単純活荷重合成鈑桁、下部を逆T式橋台2基で構成。新橋は橋長を35.6mに延ばして、上部を単純鋼合成鈑桁とし、上流側に架け換える考え。架け換えや取り付け道路の整備時期は未定だ。
23年度は築堤や掘削のほか、用地測量、調査設計の実施を予定する。