月形町は、町民保養センター等改修について、早ければ6月定例町議会で補正予算を計上する見通し。現在、原材料の高騰などから設計内容を見直し、精査中。入札方法については、3月に完了予定の基本実施設計を踏まえて協議。2024年度の施工完了を予定している。
保養センター等改修は、老朽化した保養センター、日帰り温泉の改修と環境に配慮した設備改修のほか、ホテルは本館を解体撤去し、別館に集約。温泉施設などを中心に皆楽公園エリアを道の駅として整備し、休憩、情報発信、地域連携の各機能強化を図るほか、24時間トイレ新築は、既存建物と渡り廊下での接続を見込む。基本実施設計は、日本都市設計が担当し進めている。
現在、冷暖房設備で不測の故障が発生したことによる設計内容の見直しや、原材料価格の高騰など社会情勢の変化に伴い、設計内容を精査中。調整に時間を要することから、23年度当初予算への計上は見送り、同年度中の補正予算計上を予定だ。改修内容については、財源に限りがあることから、仕様変更や一部の改修の延期なども考慮しながら検討している。
月形町81の10にある保養センターは、1987年に開業した日帰り温泉の月形温泉ゆりかご(RC一部S造、2階、延べ1345m²)と、88年開業の月形温泉ホテル本館(RC造、3階、延べ1033m²)、92年開業の別館(RC造、2階、延べ2516m²)で構成する。