美唄市がいなほ、南美唄、進徳東の3団地を移転・集約

2023年03月13日 16時00分

23年度に基本構想策定へ

 美唄市は、市営住宅の再編で、いなほ、南美唄、進徳東の3団地を対象に2026年度から31年度までに移転・集約を目指す。23年度は基本構想を策定する予定で、今後選定方法を決め、4月にも手続きを進める考えだ。

 3団地は、平屋の簡易耐火構造のCB造で、いなほ団地(西4北6―7丁目)が37棟148戸で1973年から75年にかけ完成。南美唄団地(南美唄町大通4丁目―下1条4丁目)が11棟44戸で65年から67年と68、70年には、進徳東団地(進徳町東)は30棟110戸で78年から81年にそれぞれ建設した。耐用年数が経過し老朽化が進んでいる。22年度はいなほ団地4棟16戸を解体した。

 23年度は市民や有識者を交えた検討委員会を設置し、基本構想を策定するほか、いなほ団地3棟12戸、南美唄団地2棟8戸、進徳東団地3棟12戸をそれぞれ解体。24年度は規模を盛り込んだ基本計画や全体の基本設計を進める。25年度に第1期の実施設計、26年度に第1期の着工を見込んでいる。

 建設候補地は、西2条北4丁目1の1の旧美唄工高跡地(敷地面積約4万6770m²)と、いなほ団地(同3万9754m²)が挙がっており、基本構想でいずれかに確定する。

 3団地の再編・集約を巡っては、19年3月策定の立地適正化計画に旧美唄工高跡地に3団地の集約配置が盛り込まれており、19年度予算に基本設計費を計上。2棟120戸程度を想定し、19―20年度に基本設計、21年度に実施設計、22年度から8カ年程度での建設を描いていたが、その後、見直しすることになり、19年度の基本設計は見送られていた。


関連キーワード: 住宅 空知

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 川崎建設
  • web企画
  • 古垣建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,423)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,315)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,296)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,098)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (996)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。