道路建設(本社・札幌、本店・苫小牧、宮﨑健悟社長)は、北興工業(本社・室蘭、萩宰社長)と資本業務提携を結び、4月3日付で同社の全株式を取得した。双方の強みを共有し、技術力向上や企業としての成長を目指すほか、採用、人材育成、福利厚生、ITを生かした事務効率化などのソフト面でも協力する。
自社の道路舗装と北興工業が持つ港湾工事のノウハウによるシナジー効果を発揮できると判断し、道路建設が提案。昨年春ごろから両社で協議を進めてきた。
道路建設は1967年創業。資本金4000万円、2022年3月期の完工高は20億円。従業員は62人。
北興工業は40年創業。資本金9000万円、22年3月期の完工高は16億円。従業員は45人。
提携に伴い、宮﨑社長が北興工業の代表取締役社長に就任し、北興工業の萩社長は副社長に就いた。また、道路建設から2人が取締役に就任した。北興工業の社名は変わらず、従業員は全員引き継ぐ。
宮﨑社長は「未来志向の連携で両社の発展につなげたい。同じ建設業でも舗装と港湾で違うからこそ新鮮な目でお互いを見ることができ、新たな発見なども期待できる」としている。