寿都町が旧鰊御殿の橋本家を15年度に本格整備

2015年03月19日 19時22分

 寿都町は、観光の目玉として活用するため、以前から補修を進めてきた漁場建築の角十佐藤家に加え、2015年度からは旧鰊御殿の橋本家でも本格的な整備に取り掛かる。橋本家は母屋などの改修や管理棟を新築し、佐藤家は補修とともに国の史跡申請を進める。両家の改修・補修などは15年度内で終える予定だ。

 道の指定有形文化財となっている角十佐藤家は、国道229号沿いの歌棄有戸163に位置。源義経の家臣で佐藤継信の末裔(まつえい)と伝えられる人物が、明治初期にニシン漁で得た豊富な資金で建てたもので、現存する漁場建築でも代表的な遺構となっている。規模はW造、2階、延べ741m²。

 12年度から5カ年計画で補修を進めており、15年度は2000万円余りを措置。外壁と2階、屋根部分の補修がメーンになる。並行して国指定の史跡に申請をして、観光スポットとして箔(はく)を付けたい考えだ。

 一方、歌棄町有戸14に立つ橋本家は、かつて商社としての機能を果たし、角十佐藤家と協調して寿都町を繁栄させた歴史的建造物だ。規模は母屋がW造、2階、延べ418m²のほか、2階、延べ79m²の土蔵、延べ126m²の倉を併設している。

 15年度は母屋の外壁、土台を改修するほか、内部装飾などを復元する作業を進める。併せて、管理棟の新築にも着工する。春先に実施設計を発注して、8月に着工したい考え。管理棟の規模はW造、平屋、延べ74m²を見込む。15年度予算として約8800万円を見込む。

 同町では「将来的に、橋本家の倉は地域コミュニティーの場として活用し、ミニコンサートなどが開ければ。母屋は博物館のように中を見学できる格好にしたい。佐藤家は、昔の生活が追体験できる施設に」と話している。


関連キーワード: 建築 歴史的建造物 観光

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

航空写真や建設予定地の位置情報などを重ねて表示できる地図ベースの情報サービスです。
  • 川崎建設
  • web企画
  • オノデラ

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

コストコ 石狩湾新港に道内2店目を検討
2019年12月12日 (2,970)
五輪マラソンコース整備で9.4kmにオーバーレイ
2020年01月05日 (1,965)
札幌北5西1・西2再開を日本設計に実務委託
2019年12月27日 (1,730)
ススキノラフィラ 20年5月に閉店 新ビルに建て替えへ
2019年10月18日 (1,627)
仏アクサ 札幌・ヤマハセンター跡地に高級ホテル
2020年01月23日 (1,618)

連載・特集

連載 おとなの養生訓 new

おとなの養生訓
第176回は「刺身を引く」。研ぎ澄ま された包丁で一気に引くと身が潰れず うまさが引き出されます。

連載 深掘り new

深掘り
地域発展には欠かせない、新技術と それを発展させたビジネスの創出。 〝勝ち〟にこだわる経営者らの発想や アイデアを紹介します。

連載 サハリン・スケッチ

重大NEWS2019 令和元年を振り返る
稚内市サハリン事務所の三谷将所長に、四半期ごとの定期連載で現地の様子を伝えてもらいます。