16年度の道営住宅改築は8市で9棟-函館・日吉Aが新規に

2016年03月31日 19時31分

 道建設部は2016年度、建て替えなどが進む道営住宅で計8市9団地の9棟改築を計画している。函館市の日吉町A団地は初弾となる1棟目新築に着工し、旭川市のであえーる宮下東は移転改築を引き続き進め、高層棟となる1棟45戸の改築を始める。個別改善は5市8団地の8棟で実施し、老朽化した4市4団地の一部を解体する。

 日吉町A団地は現在地で改築する。老朽化に伴い、築後50年近くが経過した6棟104戸を取り壊し、跡地にRC造、4―5階建ての4棟88―89戸を完成させる。1棟目はRC造、4階、20戸程度となる。4月に実施設計を発注してから解体に入り、年度末に着工する予定だ。基本設計はドーコンが担当した。

 旭川市郊外にある2団地を中心部に移転集約する、であえーる宮下東は2期工事のRC造、9階、1棟45戸を新築する。1、2、3期工事で最終的に2棟117戸となる。

 さらに稚内市のであえーる大黒も2期工事に入り、RC造、4階、1棟28戸を改築する。1、2期で1棟52戸となる。

 また室蘭市のであえーる中島も1期工事のA棟に次ぐ2期工事に着工。RC造、5階、30戸で計画している。北見市のであえーる常盤は高層棟となるRC造、27戸の1棟目を新築する。芦別市のであえーる緑幸は中層棟のRC造、22戸、小樽市の新光は中層棟のRC造、20戸の規模でそれぞれ改築する。

 さらに函館市のガーデンヒル旭岡第2は木造、平屋、5戸程度を新築。北斗市のであえーる新函館北斗駅前は木造、平屋の集会所を建設する。

 個別改善は、札幌市の栄町で40戸と苗穂グリーン30戸で居住性向上を図る。札幌市の真駒内Cと苫小牧市の大成町、函館市の愛宕と大川町、網走市のつくしケ丘、帯広市の中央はエレベーターを改修する。

 解体は、芦別市の啓南団地54A2と55A2、小樽市の新光団地D15とD16、函館市の日吉町A49、奥尻町の米岡新生1、3の合わせて80戸が対象となる。

 建設工事が終了した芦別市のであえーる緑幸と北斗市のであえーる新函館北斗駅前、旭川市の神楽岡NT、稚内市のであえーる大黒、北見市のであえーる常盤は外構工事を施す。


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