札幌市都市局は市住伏古団地建て替えの初弾となる新1―3号棟の実施設計を、建築と設備に分けて5月第2週に制限付き一般競争で公告する。建築設計には、既存住棟2棟の解体設計も含める。2017年度は、5月末の公告を見込む地質調査を含め委託3件などに合わせて約9000万円を予算計上。18年度の着工に向けた準備を進める。
18棟690戸を16棟600戸に再編集約するもの。3つある街区ブロックのうち11―18号棟の建つ伏古3条3丁目の区画から着手する。
まず同ブロック南側に建つ既存17、18号棟を解体し、確保した用地に新1―3号棟を建設。18―19年度の2カ年で完成させる。新1―3号棟の規模はいずれもRC造、5階、延べ3000m²前後、1棟35戸。箱型の中廊下タイプをイメージし、2LDKを中心に2DK、3LDKの配置を計画している。
17年度は新1―3号棟の詳細を詰めることに加え、RC造、5階の既存17号棟(延べ1780m²、30戸)、18号棟(同2150m²、40戸)の解体、自転車置き場や外構の設計も進める。
設備実施設計とともに年度内完了を目指し、18年度は早期に既存住棟解体を発注。敷地確保にめどが付き次第、新1―3号棟の入札手続きに入る計画だ。