東日本大震災の発生からきょう11日で10年になる。マグニチュード(Mw)9の東北地方太平洋沖地震を発端としたこの震災では、巨大な津波が沿岸のまちを飲み込み、多くの命と生活を奪った。さらに東京電力福島第1原子力発電所で原子炉がメルトダウン(炉心溶融)を起こし、放射性物質が漏えいする深刻な事態に陥った。被災地の復興は10年間で相当進んだが、住民生活や産業の完全な再生にはまだ時間を要する。そして、震災を教訓に取り組むべき国内の地震・津波対策も道半ばだ。大惨事を繰り返さないためにも、地震・津波防災の在り方をあらためて考えなければならない節目の日だ。
この記事は北海道建設新聞2021年3月10日付2面に掲載されました。閲覧は新聞本紙か、e-kensinプラスの記事検索コーナーをご覧ください。
不動産開発を手掛けるシンガポールのRooftop RE(Japan)は、倶知安町内でコンドミニアムホテル「NISEKO KYO」の新築を計画している。4月にも着工し、2023年9月の完成を見込む。施工業者は今後決める。