足寄町は、特別養護老人ホームとデイサービスセンターの移転新築を夏にも主体、管、電気の3分割で指名競争入札する予定だ。2カ年で施工し、早ければ2025年度の供用開始を目指す。
社会福祉法人美深福祉会が進める特別養護老人ホーム改築の基本設計概要が分かった。RC一部W造、2階、延べ5013m²の規模で、新たに町民との交流スペースを設ける想定だ。総事業費は10億円以上を試算している。2024年度の実施設計、26年度の着工を目指す。
標茶町は町立特別養護老人ホームやすらぎ園と町立軽費老人ホーム駒ケ丘荘について、合築を視野に整備方法を検討している。両施設とも老朽化が喫緊の課題となっている。2024年度に実施設計に取り掛かる予定のみどり保育園改築の完了後に着手する見込み。
厚岸町は特別養護老人ホーム心和園の建て替えを検討している。建設候補地は現在の敷地など3カ所。2024年度に建設地の確定と基本構想計画策定をする。着工は最速で29年度。現施設より6割広い延べ5700m²程度を想定し、事業費30億―40億円を見込む。地域交流の場を設け、災害時は町民の避難所や福祉避難所に利用する考えだ。
北海道建設新聞の2023年6月26日付2面に掲載。記事は「e-kensinプラス」、「DoKoDe 北の羅針盤ジャーナル」で読むことができます。