帯広建管は、美生川砂防の2024年度着工を計画している。総事業費は約9億8000万円を試算。砂防堰堤の新設や流木捕捉工に取り組み、土砂災害から人家や公共施設を守る。24年度は美生川2号砂防堰堤の着工を想定。29年度の事業完了を目指す。
帯広建管は、2016年夏の台風災害を踏まえ、十勝川右岸圏域河川整備計画に幕別町内を流れる古舞川を優先整備河川に追加する。区間は道道更別幕別線の新途別橋から大山橋までの6.8kmで、河道掘削や護岸敷設により周辺農地の氾濫防止を図る。
稚内建管は、稚内市のチララウスナイ川砂防メンテナンス事業を2026年度に着工する計画だ。劣化が進み安全性が低下する砂防堰堤にコンクリートを打ち付け改良を施す。23年度に事業化し、2カ年での施工を予定している。
留萌建管は、過去の浸水被害を受けて抜本的な対策を講じている古丹別川大規模特定河川(苫前町)について、2024年度北海道開発予算概算要望に約7億円を挙げている。工事は2カ所を整備する遊水地のうち、先行している第2遊水地の掘削に約9万m³を盛り込んだ。
札幌建管は、岩見沢市内で施工しているポントネ川大規模特定河川改修の2024年度以降残事業費に17億3400万円を見込んでいる。ポントネ川沿いに3つの遊水地などを整備するもので、23年度は第1、2遊水地の掘削と護岸を発注したほか、第3遊水地の着工に向けて用地買収を進めている。24年度も、引き続き第1、2遊水地の掘削、第3遊水地の用地買収を予定している。