上士幌町は、新しい道の駅「仮称・バルーン」建設を主体、電気、機械、外構に分けて早ければ3月の最終週にも指名する予定だ。4月中旬に入札するが、5月の臨時町議会での議決を経て本契約を結ぶため、5月下旬から6月上旬にかけて着工する見通し。工事費は11億9900万円を見込む。
新しい道の駅は国土交通省による重点「道の駅」候補に選定された。24時間対応トイレなど基本的な機能のほかに観光地としての町の魅力を発信する考えで、事業運営は上士幌版DMOである「株式会社Karch(カーチ)」が担当する。
道の駅本体の規模はS造、平屋、延べ1500m²。建設地は上士幌東3線227の1ほかで、国道の241号と273号が分岐する交差点近く。敷地面積は2万6910m²。道の駅や駐車場のほか観光資源である熱気球を係留するバルーンフィールドやドッグラン、築山などを備える。
2019年度予算案での工事費の内訳は、建築主体6億8000万円、電気1億4000万円、機械1億6000万円、外構2億1900万円。
予算案は定例町議会で20日にも議決。可決後、翌週にも主体、電気、機械、外構に分割して指名し4月11日に入札する見通しだ。6月上旬までに着工し20年3月末までの完成、同6月のオープンを目指す。
関連工事として道の駅北側の若草南団地5号線の歩道を200m整備する。帯広開建と帯広建管はそれぞれ道の駅沿いの国道や道道で右折レーンを設け、帯広開建は駐車場の一部も整備する。
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