紋別市が学生寮を買い取り型で整備 川村建設が事業者に

2019年09月04日 15時00分

 紋別市は2日、買い取り型学生寮建設事業の整備事業者として川村建設(本社・紋別)を選定した。民間事業者が学生寮を建設し、市が買い取る事業。9日にも同社と基本協定を締結し、12月上旬の着工、2020年5月下旬の引き渡しを目指す。

 現在、紋別高には近隣町村から長い時間をかけて通学する生徒もおり、保護者らからは学生寮などの受け入れ施設整備を求める声が上がっていた。それを受け市は、紋別高など市内教育機関に就学する高校1年生以上の生徒が利用する学生寮の設置を決めた。

 管内では中学3年生の人数も減少しており、早期に通学の利便性を向上させるため、民間事業者のスピード感を生かす買い取り型事業を採用した。

 建設地は市有地である南が丘町7丁目72の1[MAP↗]で、敷地面積は約1500m²。施設整備方針としては、プライバシー・セキュリティーの確保、敷地周辺の環境・景観との調和、経年劣化の低減・維持管理費縮減を挙げている。

 8月に実施した公募型プロポーザルの結果、同社を選定。現段階で施設規模はW造、2階、延べ487m²で、男女各9室の計18室を整備する見通し。設計と工事を合わせた事業費は1億1220万円(税抜き)を見込んでいる。

 市の施設買い取りについては、20年度当初予算に費用を盛り込み、5月中の買い取り検査と市議会の議決を経て、売買契約を締結する見通しだ。


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