都会ではできないことを体験
道は14日、テレワークの普及を目的に、斜里町で首都圏の企業を対象とした地域見学会を開いた。道や町の担当者、テレワーク事業関係者ら計8人が参加。知床国立公園内の知床自然センター周辺を散策し、地域の魅力を肌で感じた。
斜里町には、テレワーク施設「しれとこらぼ」があり、首都圏のIT企業を中心に利用されている。ことし5月には産業会館の内装改修やWi―Fi環境整備が完了。町内外の誰もが働ける環境づくりに力を入れている。
この日は、午前中に斜里町の担当者がテレワーク事業の取り組みを説明。午後は、知床自然センターに場所を移し、散策路を歩きながら知床連山や生息するシカの様子などを見学した。
北見市や斜里町でテレワークを実施しているZoops Japan(本社・東京)の鈴木千秋取締役は「しれとこらぼの職員さんが、自分たちが仕事をしている日中、子どもを牧場や博物館に連れて行ってくれるなど、都会ではできないことを体験できる」と魅力を話していた。