満喫プロジェクト地域協議会が会合
阿寒摩周国立公園満喫プロジェクト地域協議会の会合が8日、弟子屈町内の川湯観光ホテルで開かれた。2021―25年を計画期間とするステップアッププログラム2025の計画案や、トレイルネットワークの構想案を共有した。
冒頭あいさつで、道環境生活部環境局の小林隆彦自然環境担当局長は「マイナスポイントを改善するために継続して取り組まなければいけない課題がある。今後は国内誘客を視野に入れた整備など、関係機関と一体となって取り組みを進めたい」と述べた。
環境省が国立公園満喫プロジェクト関連の予算を説明。国立公園満喫プロジェクト等推進事業の21年度予算は、20年度第3次補正予算案を含めると前年度を約10億円上回る190億円を見込む。国立公園利用拠点滞在環境等上質化事業は、新規の取り組みとしてワーケーションの受け入れ支援や無電柱化・舗装面の緑地化などを図る。
ステップアッププログラム2025の計画案では、取り組み方針としてアドベンチャートラベルのニーズに対応できるガイドツアーやサービス拡充、ワーケーションや多拠点観光など新たなライフ・ワークスタイルに対応した利用価値の提供、廃屋撤去や無電柱化など引き算の景観改善などを進める。
25年までの目標は、新型コロナウイルス感染拡大を受け訪日外国人の需要回復に時間がかかることを踏まえ、訪日外国人延べ宿泊者数を前計画維持の31万人とし、近隣地域からのリピーター増加や連泊利用者数15万人以上などを掲げた。
また、21年度に本道での開催が決定したアドベンチャートラベルワールドサミット(ATWS)について道が説明。開催日程は9月20―23日とし、商談会を開く主会場は札幌コンベンションセンターを予定している。
そのほか、同国立公園内を中心にひがし北海道3空港をつなぐトレイルネットワーク構想案と標識整備に関するガイドライン案について環境省が報告した。
(北海道建設新聞2021年2月10日付7面より)
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北海道建設新聞の2021年2月12日付11面では、記事中の阿寒摩周国立公園ステップアッププログラムについて、建設関連の取り組みの概要と目標スケジュールが箇所付けで掲載されています。
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阿寒摩周国立公園ステップアッププログラムの概要(2021年02月12日付11面)
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