留萌管内8市町村の2024年度予算に占める工事請負費は、65億3455万3000円となった。23年度は増毛町と苫前町、初山別村、天塩町が骨格編成で、これら町村の肉付け補正後と比較すると10.4%、7億5633万8000円落ち込んだ。伸び率が3倍と最多の初山別村は、高齢者生活福祉センター「やすらぎ」の改修がけん引した。遠別町は遠別中建て替えに取り掛かる。
宗谷管内10市町村の2024年度予算に占める工事請負費は、前年度当初(豊富町、中頓別町は肉付け補正後)比27.9%増の163億9971万5000円となっている。猿払、浜頓別、枝幸、礼文、利尻の5町村で増額。浜頓別町国民健康保険病院建て替えや利尻町の沓形小改築など、継続事業に金額が積み上がったことが影響し総額が伸びた。
釧路市の2024年度予算に占める道路新設改良費は7億1812万2000円となった。新規で音別跨線橋の架け換えに着手するほか、富士見緑ケ岡通の拡幅を完了する。
後志管内20市町村の2024年度予算案が出そろった。一般会計に占める普通建設事業費は前年度当初比20・3%増の216億4016万円。ニセコ町が消防庁舎の移転新築、岩内町が義務教育学校整備の増築部、神恵内村は温泉施設新築本体にそれぞれ着工する。
空知管内24市町の2024年度予算案がまとまった。総額は前年度当初比1.1%増の4278億3700万7000円。一般会計は2.1%増の2524億6802万5000円で、同会計に占める普通建設事業費は13.9%増の340億4260万3000円となった。秩父別町が義務教育学校の新校舎となる秩父別小増改築やコミュニティー施設建設、砂川市が義務教育学校建設、歌志内市が児童センター等一元化施設建設などの予算が要因で普通建設事業費が伸びた。