七飯町が道の駅ななえ本体工を4月にも3分割で公告-年内完成へ

2017年02月17日 19時14分

 仮称・道の駅ななえの2017年度供用開始を予定する七飯町は、本体工を主体、電気、機械に分け4月にも公告する方針だ。3件の工事費には合計で4億3000万円程度を試算。いずれも総合評価方式を適用し5月の入札、6月の着工、12月までの完成を目指している。同じ敷地内で想定している民間企業による飲食・物販施設についても、4―5月に公募型プロポーザルで事業者を募る。

 17年度はこのほか、駐車場や連絡道路を整備する外構、その他の付帯で合わせて1億円程度の施工も見込む。

 仮称・道の駅ななえは平屋、S造、延べ900―1300m²の規模を想定。北海道昆布館向かいの峠下315に敷地2・2haを確保しており、16年度は相互建設が造成を進めている。

 二本柳慶一建築研究所が基本設計を8月末で仕上げ、年度内の計画確定に向け現在は実施設計を進めている。施設は特産品売り場、飲食スペース、24時間利用可能なトイレなどで構成。駐車場は、一般車両169台分と大型車両18台分、バリアフリー対応8台分で合わせて約1haとなる。

 町が建設する道の駅に隣接する形で、民間活力導入スペースと名付けた民間施設の建設地を確保。4―5月に公告するプロポーザルでは、3カ月程度の受付期間を想定。秋までに審査を終え、事業者を選定する考えだ。

 敷地は町有地の2500m²。建物の規模に要件は設けない予定だが、レストランなどの飲食提供機能、土産物などの物販機能、歴史・文化資料の展示機能、体験工房などの配置を求めている。

 並行して、道の駅の指定管理者も5―6月に公募する予定だ。

 町は当初、道の駅の名称を仮称・男爵いもパークとしていたが、基本計画では「七飯町の『食』と『歴史』の発信・交流拠点」をテーマに据え、男爵イモだけにとらわれない幅広い特産品で町をアピールすることとしたため、仮称を道の駅ななえに変更している。


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