災害に立ち向かう姿見て
「東日本大震災がきっかけだった」-。道路が寸断されインフラが機能しない中、真っ先に現場に駆け付けて災害に立ち向かう建設業者の姿に感銘を受け、この道に進む決意を固めた。室蘭工大を卒業し、ことしから技術者としての第一歩を歩む。
「構造物が出来上がっていく過程を一番間近で見ていたい」との思いから、卒業後の進路にはゼネコンを考えていた。中山組の説明会に参加した時、雰囲気の良さや技術力の高さに魅力を感じ、入社を志す。
4月の入社から2週間の研修を経て、土木事業部に配属になった。当面の目標は1級土木施工管理技師に合格し、現場代理人として工事の最前線に立つこと。
昨夏の台風災害では、先輩社員が4日間一睡もせずに作業に取り組んだと聞き、「かっこいい」と憧れを抱いた。「いつか緊急時にもすぐ呼ばれる技術者になりたい」と大きな夢を描いている。
(2017年5月10日掲載)