土木をやるのが格好いい
5年先の自分が待ち遠しく、今は土木を知る毎日が楽しくてしょうがない-。3月、士別翔雲高校総合ビジネス科を卒業し、五十嵐組(本社・名寄)に入社した土木技術者の卵は、2級土木施工管理技士に挑戦できる4年半後を見据えている。
同社でオペレーターを務める父や小さいころに見た技術者たちは誇らしく、進路に選んだのは高校3年の時。体を動かすことが大好きで「友達のお母さんもダンプに乗っていて、女の人が土木をやるのが格好いいな」と業界に飛び込んだ。
建設業とは何かから学ぶ日々。会社が彼女を挫折させることはしないと指導にも熱を帯びる。「今は現場のど素人」と笑い、未知の楽しさを詰め込む新緑の季節に「ストレスなんてない、毎日の出社が楽しい」と朗らかだ。
「夢は5年後、10年後に現場で働いている自分。死ぬまでやりたい。だから今頑張りたい」と現場に出る日を楽しみに励む。
(2017年5月24日掲載)