地図に残る仕事がしたい
「資格を取って、大きな現場に代理人として携わりたい」と意気込む。今春、伊藤組土建(本社・札幌)に入社し、土木部工事課に配属となった。
就職に役立つ技術を身に付けようと函館工高環境土木科に進学した。在学中、インターンシップや新幹線工事の現場見学会を通じて「住む人たちに貢献できて、やりがいがあり、地図に残る仕事がしたい」と建設業に進む決意を強くした。
同社を選んだのは、全道各地で仕事がしたいとの思いから。「120年以上の歴史があり、地域の発展に貢献している。一緒に北海道全体をより良くし、多くの人に喜んでもらいたい」との夢を実現するためだ。
当面は「先輩との対話や現場で重要なコミュニケーションを大切にして早く仕事を覚えたい」との目標を掲げる。函館市で生まれ、高校卒業まで過ごす。就職と同時に始まった1人暮らしは「食事が少し大変です」と苦笑する。
(2017年5月9日掲載)