次の世代に残る建物造る
「地元に密着した仕事がしたかった」と入社の理由を話す。根室高商業科を3月に卒業し、渡辺建設工業(本社・根室)に入社。土木課に配属となる予定だ。現在は研修中で、機器を使った測量やパソコンでの図面作製方法を学ぶ毎日を過ごしている。
根室市出身。在学中から地元で働くことを考えていた。同社を企業訪門した際、根室高の施工に関わっていたことを知り、建設業を身近に感じた。そして「自分も携わりたい」と入社を決意した。数学が好きなため、測量や土木設計にも意欲的だ。最近はドローンの操作も学んでいる。
研修中、上司から注意を受けることもあるが、前向きに仕事に臨む、笑顔の絶えない藤林さん。「皆さんから優しく話しかけてもらい、雰囲気が良かった」と入社時の印象を話す。「建設業は地図に残る仕事」と上司から聞き、「次の世代に残る建物を造りたい」と将来を見据える。
(2017年5月23日掲載)