安全な橋や道路造りたい
「少しでも早く仕事を覚えて会社に貢献したい。将来は、安全で安心できる橋や道路を造りたい」と夢を描く。
この春、函館工高環境土木科を卒業し、高木組(本社・函館)に入社。土木部工事課に配属となった。授業で道路現場を見学し、やりがいがある仕事と感じた。ダンプカーの運転手で同社の現場に入ったこともある父親は「人柄のいい人が多い」と背中を押してくれた。
鹿部町出身。会社は大きな期待をかけ、社宅を改修して受け入れた。
現在、北海道縦貫自動車道七飯町峠下改良で測量に携わっている。「分からないことを聞けるのは最初だけ」と臆せず尋ねる。
積極的な姿勢は、自身の攻める柔道と同じだ。測量機器の据え付けでは「学校で教わったやり方とスピードが全然違う」と実践的な方法をどんどん吸収。「覚えることは多いが一生懸命やりたい」とひた向きに前を見据える。
(2017年5月20日掲載)