鉄道・運輸機構は1日、2019年度の鉄道建設事業概要と発注見通しを公表した。北海道新幹線の建設事業費は567億円で、前年度当初比41・8%増。このうち新函館北斗―札幌間には487億円を投じる。WTO対象はトンネル工事4件を予定。延長約1300㍍の国縫トンネルに着工するほか、後志トンネル天神工区ほか着工済みトンネルの新工区を発注する。北斗市内では市渡高架橋などにも着工する。
JR北海道は3月29日、総額377億円の設備投資を含む2019年度の事業計画を発表した。輸送設備の維持更新に163億円、経営の体質改善に73億円を計上。札幌市内で3棟目となるホテルJRイン、空知運転所跡地での太陽光発電所の新設をそれぞれ計画し、経営基盤の強化につなげる考えだ。
浜中町役場新庁舎建設に関連する工事・業務に携わる11者は3月28日、同町湯沸の高台に位置する建設地で安全祈願祭を開催した。町関係者ら84人が参加し、防災拠点となる新庁舎の無事故完成を祈念した。
小樽市が、参加辞退に伴い2月6日開札を中止していた、重要文化財旧日本郵船小樽支店大規模改修の再指名は4月以降となる見通しだ。関係部署や文化庁と設計内容の再調査が必要なことから、年度内の日程が厳しいため。議会承認が必要なため、今後は6月までの開札を目指すとみられる。