網走建管は斜里町内で進める知布泊漁港水産物供給基盤機能保全について、2024年度は西防波堤64m、マイナス3.5m泊地1万8000m²などを整備する考えだ。26年度の完了を目指す。
オホーツク総合局整備課は、畑地帯総合整備型網走西部川向地区の2024年度事業完了を目指している。残事業費は4億673万円を試算し、区画整理43・2haに2億1221万円、侵入防止柵7711mに1億4808万円などを残す。23年度までの進捗率は事業費ベースで86%となっている。
網走市は、1市4町による中間処理施設の供用が遅れる見通しとなったことから、最終処分場かさ上げの検討に入った。工事費は最大3億4000万円で、土堰堤の高さを3m増し、5―10年程度の延命化を図る。事業化を調査検討する委託費を盛った補正予算案を、月内に臨時市議会へ提出する意向だ。
網走市など1市4町で構成する斜網地区廃棄物処理広域化推進協議会は、中間処理施設建設に向けてプラントメーカーにアンケートをした。調査の結果、2025年度から3年を見込んでいた設計・施工が4年を要すると判明。供用開始は1、2年延びる見通しとなった。調査を基に処理方式は4タイプで比較し、概算建設費を76億―150億円と試算。建設費を精査し3月までに方式を決定する方針だ。
網走開建は、災害対策と魅力あるまちづくりに向け、4カ所で無電柱化に取り組んでいる。網走市内1カ所と北見市内3カ所で約5.1kmの電線共同溝整備を計画。網走市内では2024年度以降早期の着工を目指している。北見市内は北見大町で工事を開始し、北見本町と北見大通で24年3月に共同溝本体を完成させる予定だ。このほか小清水町が391号沿いの新規事業化を要望している。