札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合(理事長・吉岡亨札幌市副市長)は、JR札幌駅東側の北5西1、西2街区に新築する再開発ビルの高さを従来計画から約5m下げた約245mとした。規模はS一部SRC造、地下4地上43階、延べ38万8500m²で、階数と延べ床面積を修正。現在は基本設計を終え、年度内にも実施設計に取り掛かる見通しだ。1日から環境影響評価準備書の縦覧を開始する。
JR北海道の島田修社長は19日、札幌駅交流拠点北5西1・西2地区再開発で計画している超高層ビルに、国際ホテルチェーン、マリオット・インターナショナルの最高級ホテルを開業すると発表した。運営はこのほどパートナー契約を結んだJR北海道ホテルズが手掛ける。高級ホテル不足が課題とされてきた札幌で、海外富裕層らからのニーズ獲得を目指す。
札幌市は、大型再開発の動きが活発化するJR札幌駅周辺エリア再整備の基本的な考え方をまとめた。北5西1・西2地区などの各街区で、具体的な計画検討が進むことから策定。駅、駅前広場、周辺市街地を「駅まち空間」として一体的に捉え、街区間連携を含めエリア全体で整合の取れた空間形成を目指すための共通目標としている。
この記事は北海道建設新聞2021年11月11日付1面に掲載されました。閲覧は新聞本紙か、e-kensinプラスの記事検索コーナー、またはe-kensinマップをご覧ください。
JR北海道は10日、札幌駅で子会社の札幌駅総合開発が運営する商業施設「札幌エスタ」を2023年夏に閉店すると発表した。施設が位置する北5西1・西2街区で再開発ビル工事が本格化するためで、テナント各店とはこれから交渉に入る。現在エスタ1階にあるバスターミナルも、商業施設と前後して閉鎖するとしている。