十勝管内土木3官庁(帯広開建、帯広建管、十勝総合局調整課)の2021年度第3四半期末(4―12月)業者別工事受注実績がまとまった。総額は前年度同期を4.5%上回る425億5920万円。うち管内業者は5.6%増加し、管外道内業者は0.4%減、道外業者は7.4%減で推移している。宮坂建設工業が11件、36億9112万円を受注し、第1四半期(4―6月)から首位を維持した。
大手ゼネコン4社の2022年3月期第3四半期決算が出そろった。清水建設を除く3社が増収を確保したものの、建設コストの上昇が止まらず採算性が低下し、全社が営業減益となった。本業のもうけを示す営業利益は鹿島が前年同期比11.7%減にとどめたが、清水建設は65.1%、大林組は46.9%それぞれ下落し、苦戦が続く。鹿島は投資有価証券売却益の増加で特別損益が改善し、最終的なもうけを表す純利益が上回った。連結売上高や営業利益、経常利益、純利益全てで鹿島が首位を走る。通期連結業績予想に対する売上高の進捗率は鹿島の71.3%を最高に、大林組70.2%、清水建設64.7%、大成建設61.3%の順だった。