地方自治体が、特定プロジェクトを実施するため共感者から出資を募る「クラウドファンディング(CF)型のふるさと納税」が道内でも広まっている。各自治体のプロジェクトはソフト事業が多いが、現在募集中のものでは白糠町の札幌遠友夜学校記念館建設募金などハード整備につながる事業も目に付く。過去には根室市が春国岱(しゅんくにたい)保全で1億円以上集めた成功例もあり、人口減少などを背景に自治体財政が逼迫(ひっぱく)する中で建設事業を推進するための新たな資金調達手法になるか注目される。
かつて鉄道輸送を支えた土木施設の数々は現在、山中にひっそりと眠っている。本道の歴史を物語る産業遺産、旧狩勝線鉄道遺構群を紹介する。
旧狩勝線では明治、大正、昭和と3つの時代にわたり、多くの人や物が運ばれた。鉄道遺構群を見ると峠越えの鉄道輸送がいかに大変だったかを知ることができる。
この記事は北海道建設新聞2020年12月25日付10面に掲載されました。本紙のご購読についてはこちらのページからお問い合わせ下さい。
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