札幌冬季五輪で整備された14の競技場のうち、大倉山ジャンプ、真駒内スピードスケート、真駒内屋内スケートの3つ施設は「3大競技場」といわれ、北海道開発局営繕部が発注業務などを担った。五輪開催は1972年2月だが、71年2月の札幌国際冬季スポーツ大会(プレオリンピック)でも使われることから準備は急ピッチで行われた。完成までの経緯を見てみる。
入社8年目の30歳。開発営業本部・設計チームとアイザワ技術研究所の2つに所属している。設計チームでは、ボックスカルバートやL型擁壁といったコンクリート2次製品の構造計算をし、部材・形状を決めてCADで図面を描く仕事を担当。技術研究所では、コンクリートの3Dプリンターの研究開発に取り組んでいる。