不動産投資会社のパーフェクトパートナー(本社・恵庭、末岡由紀社長)は、道内でのホテル事業に参入する。2月に子会社のワイワイリゾートを設立。廃業や承継者の不在に悩む地方のホテルを再生する手法を取ることで、50億円以上を投じ今後5年間で500室の取得を目指す。16日には本別温泉グランドホテルを所有・運営していた野田組(同・本別)から土地、建物を含めて事業譲渡を受けた。リニューアル事業として隣接地での別館新築などを検討している。
札幌市は、中央区の中島公園に隣接した札幌パークホテル敷地に設ける新MICE施設の施設整備基本計画案をまとめた。敷地北側にホテル棟、南にMICE棟を配置した一体型施設とする計画。ホテル棟を除く整備事業費には280億円を見込む。ホテル建て替えの民間再開発に合わせた建設を想定しており、2020年度の着工、25年度開業を目指す。運営は指定管理者かコンセッション方式のいずれかの導入を検討する。
大和ハウス工業東京本店は、函館駅前市有地等整備事業で計画している仮称・函館駅前プロジェクトの建設を15日に着工する。施工は岩田地崎建設・森川組・今井工務店・沢田建設共同体に内定しているもようで、函館市、JR北海道とそれぞれ事業用定期借地権設定契約を締結し、4月4日に地鎮祭を行う。開業は2019年12月の見通し。
JR札幌駅北口で、地上50階のタワーマンションを核にホテルやオフィスを備えた延べ12万m²のビルを建設する大規模再開発が本格的に動きだす。札幌駅北口8・1地区市街地再開発準備組合は5日、再開発ビルの実施設計や施工を担う特定業務代行者の公募を開始。5月上旬をめどに特定代行者を決め、組合設立や権利変換を経て、既存施設解体、工事に着手する見通し。総事業費に482億円が見込まれている。
大手カタログ通販のベルーナ(本社・埼玉県上尾市)のグループ会社カリフォルニア(埼玉県上尾市宮本町4の2、安野洋社長)は、札幌市中央区南3条西8丁目でホテル建設を計画している。施工業者の選定に入っており、3月にも決める見通し。着工は5月1日を予定するが、運営会社や完成時期については「調整中」としている。