網走開建は、災害対策と魅力あるまちづくりに向け、4カ所で無電柱化に取り組んでいる。網走市内1カ所と北見市内3カ所で約5.1kmの電線共同溝整備を計画。網走市内では2024年度以降早期の着工を目指している。北見市内は北見大町で工事を開始し、北見本町と北見大通で24年3月に共同溝本体を完成させる予定だ。このほか小清水町が391号沿いの新規事業化を要望している。
網走開建は、遠軽北見道路の生田原道路で2024年度以降完成の大型構造物として橋梁2橋と函渠4カ所を残している。記念跨道橋は23年度に上部を終えて完成予定で、24年度以降は生田原橋と新安国跨線橋の整備促進を図る。
網走建管は2024年度、遠軽雄武線西興部村改築の新規事業着手を目指す。700mを対象に、現道拡幅と線形改良に取り組む考えで、総事業費は3億1000万円を試算している。
旭川建管は、旭川市中心部のJR旭川駅近くに延びる東川東神楽旭川線2.8km区間と、美瑛町市街でびえい白金温泉に通じる十勝岳温泉美瑛線2km区間の無電柱化について、2024年度の事業化を要望している。どちらも初年度は調査設計を進め、25年度以降の着工を目指す。
小樽建管は、市内の小樽運河に架かる小樽港線中央橋とその周辺で交通混雑対策を検討している。観光中心地の環境改善に向け、検討の一環で年度末まで中央橋の予備設計をし、結果を踏まえて次年度以降の取り組み内容を精査する。