函館開建は北海道縦貫自動車道七飯―大沼間のオオヌマトンネル本坑掘削開始に備え、建設地周辺での変位計測業務を11月に公募型指名競争で公告する。WTO政府調達協定の対象案件。土木関係コンサルを対象に総合評価を適用し、2023年度第4四半期(1―3月)の入札を想定している。
北斗市は2024年度にも3・4・205上磯田園通整備に着工する。地盤改良や橋梁2橋の橋台各1基新設を予定。24年度社会整備総合交付金1次要望に用地費などを含めた事業費ベースで2億9000万円を挙げている。
函館市は市道で道路案内標識18基の新設を計画している。年度内に設置箇所などを決める再配置計画を策定するほか、先行して日吉が丘通に1基を設ける。2024年度から2カ年で本格的に整備する想定だ。近年の高規格道路開通や個人観光客の増加を受け、分かりやすい道路環境の構築を目指す。
東日本高速道路北海道支社は2023年度から、4車線化を進める道東自動車道占冠IC―トマムICのトンネル工事に着手する。計画する4トンネルのうち、ホロカトマムトンネルを10日に公告したほか、東占冠トンネルを第3四半期(10―12月)に公告する。橋梁18基は年度内に全ての設計を発注する計画で、工事の本格化が期待される。
帯広建管は2024年度、夕張新得線新ルート開設の事業着手を目指している。道東自動車道の仮称・新得スマートICと新得町市街地を結ぶ4540mの2車線道路とし、対面通行を可能にする。総事業費は20億8000万円で、うち工事費は18億8000万円を試算。スマートICと同じ29年度の供用開始を見込む。