北海道建設新聞の2023年11月8日付10面に掲載。記事は「e-kensinプラス」「DoKoDe 北の羅針盤ジャーナル」で読むことができます。
道警本部は八雲警察署庁舎移転新築の2025年度着工を計画している。旧国立病院機構八雲病院跡地に延べ約2300m²の規模で予定。八雲町役場新庁舎と同じ敷地内に建てて連携や防災対策を強化するほか、住民の利便性向上を目指す。現庁舎解体も含め、総工費に数十億円を試算する。
清里町は、2024年度にも斜里地区消防組合清里分署移転改築の基本設計に取り掛かる計画だ。移転先は羽衣町44を候補に挙げている。土地を所有する清里町農業協同組合は、公共施設整備の利用を目的に12月に町に譲渡する予定。規模は2階、延べ1000―1500m²程度で検討している。
網走地区消防組合(管理者・水谷洋一網走市長)は、消防本部庁舎建て替えで2025年度に基本・実施設計、26、27年度に工事を進める方針だ。建設地は網走市の中央公園とし、23年度内の基本構想策定を目指し補正予算を11月13日の組合議会に上程。24年度に都市計画の変更手続きを進める。事業費は概算で20億円を超える。
網走市は、10日に網走建設会館で開いた第2回都市機能誘導構想検討協議会で、都市機能誘導区域ゾーニング案を公表した。網走川河口域に広がる市街地を、右岸は観光交流ゾーンと行政ゾーン、左岸は教育文化・交流ゾーンと保健福祉ゾーンに分類。移転する市役所の跡地に国の合同庁舎、道横断道の出入り口付近と想定する市民会館周辺に観光交通ターミナルの立地を提言する。